苦手科目を得意科目にするには?
前回に続き、今回は得意科目をいかに作っていくかを説明します。
回りくどい説明は嫌なので、まずこの流れで行きます。
①得意科目の作り方
↓
②得意科目を作る意義
↓
③得意になった、その後
今日は、①について、言及していきます。
①得意科目の作り方
では、まず一つ目。
どのように得意科目を作っていくかですが…
留意しておくことがあります。
それが、
苦手科目の、苦手分野を洗い出すこと。
これが重要になってきます。
ただ、漠然と苦手科目を勉強していても、得意になることはまずありません。
そもそも、苦手だからできるだけ遠ざけて、勉強しないという人もいるかもしれません。
そこで、まず苦手分野を洗い出す必要があります。
そのための作業として一番効率的なのが
基礎的な問題から取り組む
ということ。
受験生ともなると、焦りから難しい問題ばかりにチャレンジして、基礎的なことが抜け落ちてしまっているのです。
私自身、現役生の時は、医学部合格を掲げて必死こいて勉強していました。
それこそ一日、暇さえあればという感じで。
今考えてみると、非常に効率の悪い勉強をしていたな、という風に感じていますが、高3当時は、時間だけ取っていればと思っていて…
しかも、その内容が苦手で分からないともなると、もう何のために勉強しているのかわからないですよね…
そして、浪人しました。
当然の結果という感じです(笑)
浪人を初めてすぐ、気づいたことがありました。
「あ、基礎が抜けてるわ。」と。
ちょっと、具体例を挙げてみます。
私の場合、物理がとても苦手でした。
他の人が平均で7割くらいとるようなテストで4、5割程度。
そんな感じだったんですが、勉強方法を見直して、基礎から徹底的に固めてみることにしました。
これが、今回の趣旨である、苦手科目の克服に大きく関係していきます。
とは言っても、特別なことは特にしていません。
宅浪なので予備校の授業をうけていたわけでもないですし、高い参考書を購入したり、といったことは特にしていません。
何をしたかというと
教科書の内容
ずばりこれです。補足的に、高校時代買っていたけれど使っていなかった「良問の風」などを後に何周も解きまくり、最終的に「重要問題集」などもすべて解きましたが、はじめにやったことは教科書の内容です。
そして、教科書の内容をやる上で、一番効率的なのが
すべての章の章末問題を解く
ということです。
こうすることで、自分の解ける分野、解けない分野がはっきりしてきます。
そして、全く手が付けられなかった分野や、なんとなく解けるけど、根本的には理解していない分野についての教科書の内容を、ひとまず読んでいきます。
そして、教科書と見比べながらでいいので、章末の問題を、自分が理解できるまで解きます。
自分で考えてもわからないよ、という自信のない方は、教科書ガイドを買ってもいいかもしれません。
いずれにしても、「教科書」という受験において一番役に立つ参考書を折り目一つ付けずに諦めるのはもったいない話ではないですか?
耳にタコが出来るほど聞いてきた「基礎を固めろ」という言葉。それにしては、受験生の大半がこの基礎的な知識を問う問題で躓きがちです。
私は
点数が伸びない=基礎を甘く見てる
といっても過言ではないと思っています。
この状態で難問に取り組む。
このようなことは砂上の楼閣といわざるを得ない愚の骨頂です。
ぜひ、この記事を読んだあなたには、つまずいたらひとまず教科書に戻る、という作業をふんでもらいたいと思います。
次の記事で、②の説明をしていきたいと思います。
以下、今回紹介した「良問の風」、「重要問題集」
を載せておきます。
参考にしてください。
後に、私が受験生活で使っていた参考書や教科書を紹介する記事も書きたいと思ってますので、そちらの方もぜひ参考にしてみてください。